気はスマートフォンの電波のようなものだと話しましたが、もう少し違う説明をします。
その方が分かりやすいと思いますから。
気功を学んでいくと、「陰の気」「陽の気」などの言葉を知ると思います。
気功は元々道教なので、陰陽という言葉が使われるのです。
ですが、もう少し分かりやすく「陰の気=マイナスの気」「陽の気=プラスの気」としましょう。
さて、これで分かりやすくなりました。
「マイナスに働く気」と「プラスに働く気」に分けられるのです。
ここで気付きたいことは、どちらにも「気」という言葉があることです。
ところで、あなたは「気」という言葉からどのような言葉を連想しますか?
「元気に」「勇気を持って」「やる気が」など、色々な日本語として「気」は使われていますが、それらには何かしら”行動に関するイメージ”が付属しています。
行動とはエネルギーを伴うものです。
そのため、「気=エネルギー」とすることができます。
よって、上記を変換するのなら「マイナスに働くエネルギー」「プラスに働くエネルギー」となります。
つまり、気というものはプラス・マイナス関係なく、”ただのエネルギー”に過ぎないのです。
プラスやマイナスといった”情報が添付”されていないと、効果を発揮しないのです。
スマートフォンに例えると、気は電波のようなものだと話しました。
通信には電波が必要ですが、一番重要なことはその通信”内容”です。
メールの内容や電話の内容が重要なのであり、電波が重要なのではありません。
電波は通信するための前提条件ですからね。
気功もこれと同じです。
気というエネルギーに乗せる内容、つまりプラスの情報を乗せるのか、マイナスの情報を乗せるのかによって方向性が変わるのです。
しかも、電波がなければ通信できないように、「気はある!」と思わないと気を伝えることができません。
治りたいのなら、彼方此方を飛び交っている電波のように、気の存在も確信してください。
気は彼方此方にあるんだ、と。
さて、「プラスの気、マイナスの気」の話に戻りますが、私が言いたいことは、「プラス・マイナスは書き換えることができる」ということです。
例えば、病気になっている方はマイナスの気を大量に持っています。
つまり、”エネルギーを”大量に持っているのです。
それなら、そのエネルギーを”プラスに変換”してしまえば勝手に快方へと向かいます。
「そんなことで元気になるなら苦労しない!」という方がいますが、そのような方は体感がないからそう思うのです。
ですが、気功師がしていることはこういうことです。
気功師は、「元気だ!」というプラスの情報を、気を使って臨場感豊かに書き込みます。
そして無意識には、強烈な臨場感を現実にする機能がありました。
よって、強烈なプラスの情報を書き込まれると、ホメオスタシスが働き元気になってしまうのです。
エネルギーは潤沢にありますから、変わる振れ幅が大きいほど変わる力も大きくなります。
これは、輪ゴムの両端を引っ張りあっているようなものです。
プラスの臨場感が強ければ強いほど、元気になれるのですよ。
なお、これは気功師だけではなく自分自身でもできます。
自分自身で、「元気でやりたいことをやっている!」と毎日何十回も何百回も思えばいいのです。
しかも、臨場感豊かに。
自分が、まるで”演劇の主役になっているかのようにイメージする”のです。
自分が演じているようにイメージをするのです。
間違っても、映画を見るように客観視してはいけません。
それでは自分のことではないと無意識が認識してしまい、ホメオスタシスが働かなくなります。
エネルギーはたくさんありますから、そこに添付されている情報を変えていきましょう。
毎日「痛い、辛い」と思っているということは、マイナスの気に四六時中曝されているということです。
五感を使って、臨場感豊かにマイナスの気を感じているということです。
ですが、これではどうなるでしょうか?
無意識の機能を考えれば、元気になるどころかますます病気になってしまいます。
ですから、”意識的に”プラスの気を作り出していくのです。
やりたいことやポジティブなことはプラスの気です。
特に、”心からやりたいこと”はプラスの気に溢れています。
”元気になって何をやりたいのか”をしっかりと考えましょう。
これは、プラスの気に臨場感を感じていくために必要なことですよ。
また、人によっては気のことを、”生命エネルギー”や”宇宙のエネルギー”と説明しています。
「生命エネルギーは何となく分かるけど、宇宙のエネルギーって何?」という方もいるでしょう。
ここでの宇宙とは、空の上にある物理宇宙のことを指しているのではありません。
自分自身の『心の中にある宇宙、イメージの宇宙』を指しています。
そして、そのイメージの宇宙から”エネルギーを取り出す”ことができるのです。
「イメージからエネルギーを取り出すってどういうこと?」と思うかもしれませんが、例えば、「身体が光り輝いているイメージ、細胞が活性化しているイメージ」をしてみてください。
身体や臓器がどんどん輝いているイメージをしてみてください。
太陽のように光り輝き、ポカポカして温かいイメージをしてみてください。
太陽を感じながら、太陽の光が身体や臓器のイメージと”重なるイメージ”をするのです。
「太陽を見る→目を閉じて身体や臓器を思い浮かべる→太陽を見る→目を閉じて身体や臓器を思い浮かべる」を繰り返せば、重なったイメージができるようになります。
なお、太陽は一瞬なら直視しても大丈夫ですが、何度も繰り返すと眼球にダメージを負いますから気を付けてください。
朝夕なら入射角の関係で直視もできますが、真上にある場合一瞬でも目が痛くなります。
その場合、インターネットで画像を探しましょう。
これ以外にも、「過去の楽しかった記憶、嬉しかった記憶」を思い出してください。
噴き出してしまうくらいの記憶、とってもハッピーな記憶を思い出してみてください。
爆笑した記憶をエピソードごと思い出しましょう。
何となく掴めましたか?
身体が温かくなったり、自然と笑顔になりませんか?
”自分の中にある情報からエネルギーを貰う”とは、こういうことです。
人は、イメージしたことや記憶からでもエネルギーを貰え、その結果ホメオスタシスが働くのです。
太陽のイメージなら、「太陽の光を浴びて、温かくてすごく気持ちがいい!どんどんエネルギーを貰っている!」と臨場感豊かに感じることが重要です。
五感を使ってイメージし、そのエネルギーを使って「怪我や病気が治っている!」と強烈に刷り込むのです。
方法は単純なのですが、これを確信できるかどうかによって効果が変わってきます。
しかし確信できると、イメージが続く限り”無限に”エネルギーを生み出せます。
生命は情報体ですから、この情報エネルギーでも私達は元気になるのです。
これが、宇宙のエネルギーと言われるものなのです。
なお、エネルギーを貰う対象は太陽である必要はなく、超新星とかクエーサーとか銀河からでもかまいません。
ドラゴンボールの元気玉の方が分かりやすいでしょうか?
宇宙中からエネルギーを貰うイメージです。
「そんなに貰ったら宇宙のエネルギーがなくなっちゃうんじゃ……」と思うかもしれませんが、宇宙からすれば人間など微生物以下の存在です。
ですから、宇宙のエネルギーがなくなる心配をする必要はありませんよ。
繰り返しますが、「気はある!」と確信していただかないと、気は効果を発揮しません。
気はイメージ内の情報エネルギーなので、それを信じないということは、自分自身の中に気がないことになります。
自分の中に”情報を伝達する物質がない状態”で、どうやって情報を伝えるのですか?
「ある!」と思えば気は存在できます。
「ない」と思えば気はないのです。
元気になりたかったら、気の存在を確信してください。
もっとも、はじめから気の存在を確信できる方は稀です。
ですが、毎日繰り返していくと気の存在を確信できるようになります。
毎日、”イメージの中”の太陽を臨場感豊かに感じていってください。
五感を使って感じてください。
できることなら一日中感じてください。
自分自身が持っている機能を最大限に発揮して、良くなっていきましょう。
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